「空想科学 図書館通信」継続のためのクラファン、あと1週間となりました。
たくさんのご支援と、温かい言葉をいただき、心から感謝しています。
「図書館通信を終わらせてはいけない!」といったコメントをくださった方も多く、とても勇気づけられました。
「図書館通信」について、あらためて記しておくと、「柳田理科雄が子どもたちの質問に答える原稿を書き、学校に配信する」という媒体です。
・希望された学校の図書館に、無料で配信
・夏休みなどを除いて毎週1回(年に約40回)発行
・現在の配信校は、約2,000校
というもので、2007年にスタートして18年間続けてきました。最新は769号です。
しかしながら、『ジュニア空想科学読本』シリーズ(角川つばさ文庫)の完結などの影響もあり、空想科学研究所の経営が悪化している現在、年間で数百万円かかる「図書館通信」の発行を続けることが難しくなってしまいました。
出版社、大学、専門学校、学習塾、大手書店、その他一般企業や役所……など、さまざまなところに支援をお願いしましたが、いずれも「図書館通信」の意義は認めていただけるものの、それ以上の動きには至りませんでした。
そこで、最後の手段としてクラファンを行った次第です。
クラファンは、リターン品はあるものの、基本的には寄付のお願いですから、たいへん心苦しく、かなり悩みました。
意を決して7月12日にスタートさせたところ、いまの時点で、目標金額の2倍を超えるご支援をいただくに至りました。
実際の制作・配信にはもっと費用がかかりますが、これまでは全額自己負担でしたから、それに比べれば信じられないようなすごい話です。
また、クラファンをやったことにより「応援しています」「子どもの頃から読んでいます」「発行を続けてください」といったコメントをたくさんいただき、それにはもう本当に感激しました。
正直、こんなにたくさんの人が、こんなに熱く応援してくれるとは、まったく思っていなかったのです。
皆さんのおかげで、2学期以降も「図書館通信」の発行が続けられます。心からお礼を申し上げます。
空想科学研究所の経営は相変わらず危機的で、「図書館通信」が収益を生む構造になったわけでもありません。
この先も厳しい状況は続きそうですが、少しずつ改善して、来年度以降も「図書館通信」の発行を続けられるよう、努力してまいります。
本当にありがとうございます。