- Twitterにもまとめてあります。「空想科学研究所とは、何をやってるところ?」 >
- @KUSOLAB
マンガやアニメ、ゲームの世界には、オドロキの現象があふれています。
ヒーローは超音速で颯爽と飛んできて、サッカーボールはゴールネットを突き破り、呪文を唱えると一瞬で昼と夜が入れ替わる……。
いずれも人間の想像力が生み出した夢のできごとですが、一歩進んで「いったい何が起こっているのだろう?」「本当にやったら、どうなるんだろう?」と考えてみると、たちまち「科学」になります。マンガやアニメは、もっとも身近な科学への入り口です。
「人間の想像力が生み出した空想の世界」を科学的に検証するために設立されたのが、空想科学研究所です。起点は、1996年に刊行してベストセラーになった『空想科学読本』ですが、現在では『ジュニア空想科学読本』や『ポケモン空想科学読本』など小中学生向けの書籍も多く刊行し、さまざまな世代に親しまれています。
これまでに検証してきた現象やエピソードは1000以上。「『空想科学読本』をきっかけに理科が好きになりました」「理系に進みました」「研究者になりました」といった声もたくさんいただくようになりました。
2007年からは、希望される全国の学校図書館に「空想科学 図書館通信」を週一で無料配信するなど、空想と科学の魅力を広く伝えるための活動も行っています。


PROFILE
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柳田理科雄(やなぎた・りかお)
空想科学研究所主任研究員。東京大学理科Ⅰ類中退。さまざまな学習塾の講師を経て、1991年「天下無敵塾」を設立するが、経営に失敗して塾は赤字に陥る。
95年、宝島社の編集者だった友人・近藤隆史に提案され、塾の赤字を埋め合わせるために『空想科学読本』を執筆。60万部のベストセラーとなるが、印税の入金が間に合わず、塾は倒産した。
99年、塾講師から執筆へと活動の中心を移し、近藤と共に空想科学研究所を設立。書籍の執筆を続ける一方で、各地での講演、メディアへの出演なども精力的に行っている。明治大学理工学部の兼任講師。
「理科雄」は本名。 -
近藤隆史(こんどう・たかし)
空想科学研究所所長。1985年、株式会社シーズの雑誌「TALK ON」で編集者となり、宙出版、宝島社、メディアファクトリー、KADOKAWAでムックや書籍を手がける。
メディアファクトリー時代の99年、関連会社として空想科学研究所を設立し、出版社の社員編集者を続けながら、代表取締役を兼務。
13年に角川つばさ文庫で『ジュニア空想科学読本』を刊行し、これを機に、空想科学研究所は子ども向けの本にも注力するようになった。
2015年KADOKAWAを退職し、現職に専念。柳田理科雄とは、鹿児島の中学時代からの友人。
空想科学研究所について
正式名称 | 株式会社 空想科学研究所(The DreamーScience Laboratory.inc) |
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事業内容 | 『空想科学読本』シリーズなど、教育系コンテンツの企画、執筆、構成、編集、出版ならびに、さまざまな展開。講演や実験ショーなどの企画、構成、演出ならびに出演 |
設立 | 1999年1月11日、有限会社空想科学研究所として設立。 2016年7月1日、株式会社に移行 |
資本金 | 10,000,000円 |
代表者 | 代表取締役所長 近藤隆史 |
主要取引先 | 株式会社KADOKAWA 株式会社講談社 株式会社オーバーラップ 株式会社汐文社 株式会社中国放送 株式会社ボストン・コンサルティング・グループ ヤフー株式会社 KDDI株式会社 アマゾンジャパン合同会社 学校法人明治大学 |