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「鉄道ジャーナル」休刊

鉄道にはぜんぜん詳しくないのだが、「鉄道ジャーナル」の表紙はかっこいいと思っていた。
鉄道雑誌の表紙といえば「電車がどーん」という印象だけど、この雑誌は写真の一部に鉄道関連の何かが写ってるくらいで、ぱっと見、情感たっぷりの写真が多い。
夕日に輝く線路だけ、とか、でっかい入道雲の下にちょっとだけ電車、とか。

先日、本屋で見かけた3月号の表紙もスバラシクて、降りしきる雪にまみれる踏切の警報機、というものだった。
心惹かれたので、思わず手にに取り、表紙を開いたら、なんと「6月号で休刊します」とのお知らせが載っていた!
しかもWEB版などに切り替える予定もなく、ただ59年の歴史に終止符を打つのだという。

驚いた。
紙の雑誌がどんどん減っていくけど、根強いファンに支えられているこの手の雑誌は、まだしばらく大丈夫だろうと思っていたのだ。
編集者としての経験から、雑誌や本の表紙はわかりやすいのがいちばんで、かっこいい感じにすると売れが苦戦しがちだとは思うんだけど(何度も失敗したことがある)、でもやっぱり惜しい。