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今日のお答え箱

鉄球を使ったモーレツ特訓!【その3】 かつて野球マンガには、しばしば「鉄球を使った特訓」が出てきた記憶がありますが、あれは効果が期待できたのでしょうか?(質問者:サルカニオン)

2019.12.18

鉄球は、知る人ぞ知る野球マンガ『アストロ球団』でも使用されました。
宇野球一は、カミソリの竜の殺人X打法を破るために、三段ドロップの練習に励んでいました。
ところがうまく曲がらず、何度投げても、バッター役の上野球二を直撃するばかり……。
そこで総監督のシュウロは、球一に野球ボール大の鉄球を渡します。
「この一球が、三段ドロップを完成さすか!? かれを殺すか!? 天国と地獄の命綱だ――っ!!」。

野球ボール大の鉄球とは、重量1・4㎏。野球ボールのほぼ10倍です。
変化球は、ボールが大きいほど曲がりやすく、重いほど曲がりにくい。
通常の10倍も曲がりにくい鉄球で、三段ドロップを決めた球一は見事です。
ここでも『巨人の星』と同じように、やり過ぎるくらいがんばってこそ、成果は期待できるという思想が表れていますね。

この『アストロ球団』には、もっとすごい特訓もいろいろ出てくるのですが、忘れられないのが三荻野球五の特訓です。
アストロ球場の地下3階にあるバンアレン特訓場は、強力な重力を発生させる、という設定になっていました。
そこで球五は、100㎏の鉄バットを振り、絶え間なく打ち出されるボールを1つも漏らさずヒットするまでに鍛え上げたのです。
その重力の強さは、球五自身が語っています。特訓場を出ると、100㎏のバットが万年筆ぐらいの重さに感じる、と。
筆者の万年筆は12gなので、バンアレン特訓場の重力は、外界の8万3千倍!?
す……すると、キミが今持っている100㎏のバットは、バンアレン特訓場の中では、830t!?
恐るべし、三荻野球五、そしてバンアレン特訓場!

言うまでもなく、この特訓場での特訓は、危険でした。
猛烈な重力で、血管がズタズタになり、全身が脱水症状を引き起こし、体内の機能がすべて狂い、30分ともたない……。
そのため、シュウロも入室を禁止する禁断の部屋だったのだ……って、おい、だったら、何のために作ったんだ!?【了】

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